皆さんいつもお疲れ様です。ツヨシ(@tuyoshikaigo)です。
僕は、訪問介護で7年、管理者として働いていました。
今回の記事は、訪問介護とはどんな仕事で、必要な能力はどのような能力なのかを解説していきます。
この記事を読んで頂きたい方は以下の方々です。
訪問介護の仕事に興味があるけどどんな仕事か知りたい人
訪問介護の仕事に必要な能力を知りたい人
どんな人が訪問介護をやった方がいいのか知りたい人
上記のような方々が、少しでも訪問介護に対する理解を深めて頂きため、Q&A形式で、記事にしました。是非最後まで読んで下さい。
ちなみに、介護の資格がある人で、下記のような人いらっしゃいませんか?
- 介護の仕事は好きだけど、集団で仕事をするのが苦手
- 1人1人丁寧に介護を提供したい
- 空いた時間に、少し仕事がしたいけどそんな介護ないよね?
このような方々は、是非訪問介護をやってみるべき。
この記事を最後まで読んで頂くことで、訪問介護の仕事の仕組みや、どのような能力が必要かを理解することができます。
訪問介護とは?
訪問介護とは、簡単に言うと、初任者研修以上の介護資格を持った有資格者が、ご利用者様の家に行って、介護を提供することです。
訪問介護の覚えておくべき職種
登録ヘルパー:有資格者が空いた時間に、利用者様が訪問してほしい時間を訪問介護のシフト係が調整して訪問する人。
サービス提供責任者:登録ヘルパーのリーダーで、利用者様の介護のやり方等をケアマネージャーや家族と一緒に組み立てる人。また登録ヘルパーの指導係。
ケアマネージャー:訪問介護を含め、利用者様1人1人合わせた、介護の支援内容、曜日、時間等をマネジメントする人。
シフト係:訪問介護のシフトを組む人。(サービス提供責任者が兼任している所が多い)
ここから先は、Q&A方式でわかりやすく説明させて頂きたいと思います。
主な介護の内容は?
身体介護と生活援助というサービス内容があります。
身体介護とは、入浴、オムツ交換、着替え、食事介助、移動介助、移乗介助等、利用者様の体を触る介護のこと。
生活援助とは、掃除、洗濯、買い物、調理等の家事を行う介護のこと。
生活援助を別名家事援助ともいいます。
介護は、自立支援(自分でできることは自分でやってもらう)を目指しているため、一緒に家事を行うことも、身体介護になるケースが増えています。
補足すると、身体介護の方が、給料はいいです。
主な介護の内容はどうやって決まるの?
ケアマネージャーが決めます。
介護を利用する際は、まず利用者様、ご家族様がケアマネージャーとどのような介護を使っていくかを打ち合わせします。
その後、訪問介護、デイサービス等、利用者様に必要と判断された事業所のリーダー(訪問介護の場合、サービス提供責任者)が担当者会議という会議に呼ばれる。
担当者会議は、利用者様のご自宅で行われ、その会議で介護の内容が決定します。
給料は?
いくつかパターンがあります。
登録ヘルパーは、身体介護を1回行うといくら、生活援助を1回行うといくらと決まっており、回数×サービス内容の単価で給料ができます。
登録ヘルパーの中に、パート(時給)での雇用もあり、パートの場合は、件数ではなく時給で給料が発生します。
社員は、一般的な企業と同じ。
1回1回会社にいくの?
登録ヘルパーの場合は、会社に行かなくていいです。
自分の家→利用者様宅→自分の家という流れで、会社に出社等は基本的にありません。
給料高い?
登録ヘルパーの場合
シフト係の腕によりけりです。
シフト係を5年以上やっていたのでわかりますが、シフト係がうまくシフトを組むことが出来れば、給料は高くなります。
例
良いシフト係の場合
自宅→Aさんの家→Aさんの家に近いBさんの家→Bさんの家に近いCさんの家→自宅
ダメなシフト係の場合
自宅→自宅から少し距離のあるBさんの家→Bさんの家から遠いCさんの家→自宅
例のように、できるシフト係は、自宅から近く、さらに利用者様ごとも近いシフトを組んでくれるます。
運転中の移動時間は、お金が発生しません。そのため近場を選んでもらい、なおかつより多くの利用者様をシフトに入れてもらえれば給料は高くなります。
後は、単価の高い身体介護をどれぐらい行うかによって給料が変わってきます。
パートのヘルパー場合
結論からいうと、派遣社員で、働けば時給は高いです。
ちなみに実際に働いていた僕の例です。
僕:時給1300円、資格 初任者研修、経験 未経験
同期:時給1000円、資格 実務者研修(初任者研修の上のレベル)経験 2年施設で働く
本当?と疑ってしまいますが、本当です。
オススメの派遣サイトは2つ
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きらケア(登録企業数が多く、経験者の方から未経験の方まで幅広くバックアップ)
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パートで働く場合は、必ず派遣社員で働くことをお勧めします
訪問介護とは?[登録ヘルパーの仕事までの流れ]
訪問介護とは何かについてある程度理解頂けたかと思いますが、登録ヘルパーの仕事をするための流れを書いておきます。下記のような順番で、あなたは登録ヘルパーになれます。
- 見学に行って、自分にあった事業所を探す。
- 面接をされて、採用になれば、その事業所の登録ヘルパーとしての契約をする。
- 契約の際に、自分の空いている曜日、時間を面接官に提出
- シフト係もしくは、サービス提供責任者より、連絡がくる
- 連絡の内容は、曜日、時間、利用者名、介護度、支援内容の説明
- その連絡で『OK』をして、サービス提供責任者と同行訪問し、合格をすれば仕事獲得
面接等に行く前に、下の記事を参考にして頂き、実際の働く時間を頭の中でイメージして頂くとスムーズに仕事の手順まで行くことができます。
訪問介護とは?[必要な能力]
訪問介護とは何かここまで読んで頂けたらある程度ご理解頂けたかと思います。続いて僕の7年間の経験より、必要な能力について5つにまとめてみました。
- 傾聴できること
- 敬語が使えること
- 利用者様の変化に気がつき、報告ができる
- ルールがわからない場合、どんどん質問できる人
- 1人で考えすぎず、相談できる人
介護技術については、初任者研修で勉強した知識と、訪問介護の仕事を続けていればレベルアップできるので心配ありません。
大切なのは、利用者様の話を傾聴すること。そして、事務所に報告・連絡・相談をすることです。
なぜか?
訪問介護の仕事の一つに、必ず体調確認があります。
体調を確認するためには、利用者様の話を傾聴する必要があります。
もし、傾聴した情報の中に、転んだ、病院に行った、体調が悪い等の情報があれば、速やかに、事務所に報告をしなければなりません。
訪問介護は、以上の流れが、スムーズかつ正確に行えることが、高い評価となります。
そのため、利用者様の話を傾聴し、事務所に報告・連絡・相談をする能力が非常に必要となります。
最後に、訪問介護について再度まとめました。
ここまで読んでいただいことにより、訪問介護はどのような仕事かを理解して頂けたかと思います。
最後に、もう一度訪問介護の仕事についてまとめます。
- 自分の空いている時間に働くことができる
- 初任者研修以上の介護資格が必要
- 利用者様宅に行って介護をする
- 介護の内容は、身体介護と生活援助がある
- 身体介護は、入浴、オムツ交換等体を触る介護
- 生活援助は、買い物、掃除、洗濯等
- 登録ヘルパーの給料は、1回いくら
- パートは、時給いくらで派遣社員の方が、時給が高い
訪問介護は、まとまった時間が取れない介護士さんには、非常に良い仕事です。
また集団行動が苦手で、一人一人の利用者様を大切にして介護を提供したいという方にもオススメです。
この記事をきっかけに、訪問介護に興味を持って頂けたらと思います。
ご不明な点や、ご質問等ありましたら、Twitterもしくはメールにて連絡頂けたら返答します。